北陸新幹線・小浜ルートが「千年の愚行」と大批判された理由! 自然のみならず「日本人の価値観」も破壊? 京都仏教会・猛反発の理由を熟考する

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北陸新幹線の敦賀以西延伸計画が、「自然と共生する価値観」と「西洋的発展モデル」の間で議論を巻き起こしている。京都仏教会をはじめとする宗教団体がこの計画を批判し、自然破壊を伴う開発が地域の文化や倫理に与える影響を懸念している。未来のモビリティにおいて、東洋的価値観をどのように取り込むかが問われている。

西洋に対する「代案」日本の独自モデル

琵琶湖の約8割に達する大量の水があるといわれる京都盆地(画像:Batholith)
琵琶湖の約8割に達する大量の水があるといわれる京都盆地(画像:Batholith)

 北陸新幹線「小浜ルート」は、経済的な合理性だけでなく、日本が持つ独自の文化的価値観を反映した計画であるべきだろう。もし東洋的な自然観を無視すれば、日本は

「単なる西洋の模倣」

に終わる可能性がある。しかし、その価値観を未来志向の形で取り入れることができれば、日本は西洋的発展モデルに対する代案を提示できる存在となるだろう。

 私たちは今、東洋的価値観を未来のモビリティにどう活かすかを考える重要な岐路に立っている。小浜ルートを通じて、日本の自然観と発展の在り方を再考するときが来ているのではないだろうか。

 最後にひと言。小浜ルートを推進しているのは保守政党の関係者だ。そもそも保守主義とは何だろうか。いうまでもなく、過去の価値観や制度を尊重し、それらを維持・継承しようとする立場である。現代の保守主義の代表的な理論家・マイケル・オークショットは、保守的であることについて次のように述べている。

「見知らぬものよりも慣れ親しんだものを好むことである」

この言葉を基に考えると、慣れ親しんだ東洋的価値観を捨てることが本当に保守的であるのだろうか。そもそも、彼らが保守しようとしているものは一体何なのだろうか?

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