大阪・関西万博跡地に「サーキット案」浮上! F1誘致、本当に必要? それなら梅田・難波で「フォーミュラE」はいかがでしょう
大阪・関西万博が2025年4月に開幕するなか、万博跡地の利用が注目を集めている。夢洲駅開業により、来場者数が最大13万人を超えると予測され、民間提案から選ばれた未来リゾート構想とサーキット建設構想が議論されている。サーキット建設は経済的波及効果を期待する一方、環境や地域住民への影響を慎重に検討する必要がある。万博跡地の活用が未来都市モデルとして成功すれば、大阪の魅力を国内外に発信する重要な拠点となることが期待される。
筆者の意見
サーキット建設構想が誰に利益をもたらし、どのような目的を達成しようとしているのかを考えると、その意義について一定の理解を示すことができる。なぜなら、大阪観光局・大阪モータースポーツ推進協議会がF1招致計画を進めており、この計画がサーキット建設構想の根底にあることは明白だからだ。
しかし、日本にはすでに大小合わせて10か所以上のサーキットが存在する。世界的に著名なサーキットでF1開催実績もあるのは富士スピードウェイと鈴鹿サーキットだが、その他にもスーパーGTなどの国内レースが開催されるツインリンクもてぎ、岡山国際サーキット、スポーツランドSUGO、オートポリスなどがある。関西地方には大規模サーキットがまだ存在しないが、多数のサーキットが存在するなか、新たなサーキット建設構想には疑問が持たれるのも無理はない。
そこで、筆者(成家千春、自動車経済ライター)としては
・梅田や難波など大阪市中心部
・大阪湾地域での市街地
のコース開催を提案したい。課題として騒音や交通混雑などがあるが、マシンに電気自動車(EV)が使用されるフォーミュラEなら騒音問題を解決できる可能性がある。
また、東京で開催されたフォーミュラEの運営ノウハウを活用すれば、実現性はさらに高まると考えられ、主要な観光地をコースに組み込むことで、新たな観光ルートの創出も期待できる。市街地コース開催には課題が多いものの、新たにサーキットを建設するよりも効率的で集客力が高いと考える。