後部座席のシートベルト、なぜ着けない? 高速道路の致死率「20倍」という圧倒的リアリティ、もはやAIカメラ導入しかないのか

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後席シートベルトの着用率が全国平均で約44%に留まり、高速道路では78.7%、一般道路では43.7%と大きな差がある現状。JAFの調査では、違反罰則強化が最も効果的とされ、英国ではAIカメラによる取り締まりが実施され、効果を上げている。しかし、プライバシーの懸念も残るなか、日本でも同様の技術導入が議論されている。安全性向上とプライバシー問題のバランスが問われる時代だ。

取り締まり強化の英国の場合

ビッグ・ブラザー・ウォッチのウェブサイト(画像:ビッグ・ブラザー・ウォッチ)
ビッグ・ブラザー・ウォッチのウェブサイト(画像:ビッグ・ブラザー・ウォッチ)

 AIシステムは2018年にオーストラリアのIT企業アキュセンサスが開発したものだ。同社によれば、この技術はオーストラリア各地で運転者の行動を変えるのに「非常に効果的」であった。

 携帯電話使用違反を取り締まった際、「80人に1人」から「600人に1人」に減少したという。AIカメラによる取り締まりは効果的なのだろうが、懸念されるのがやはりプライバシーの問題である。英国の公民権運動団体「ビッグ・ブラザー・ウォッチ」の広報担当者は警鐘を鳴らす。

「通行人全員を潜在的な容疑者として扱うような、侵入的で不気味な監視は行き過ぎだ。これを常態化させることはすべての人のプライバシーを脅かすことになる」(『EXPRESS』2024年9月10日付け)
「人々は顔のないAIシステムによって分析されることなく、自由に生活を送ることができるべきだ」(同)

 みなさんは、日本での導入を望むだろうか。

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