「見ると幸せになる」 黄色い新幹線、ドクターイエローの“幸せ伝説”はいつ広まったのか?

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技術の進化により、東海道新幹線の「ドクターイエロー」が2025年1月末に引退する。「見ると幸せになる」と親しまれた黄色い試験車両の歴史と伝説をたどる。

謎に包まれたままの由来

ドクターイエロー(画像:写真AC)
ドクターイエロー(画像:写真AC)

 ではいつから、この黄色い新幹線に「見ると幸せになる」という伝説が生まれたのだろうか。

 岡山県の地方紙『山陽新聞』2025年1月6日付けの記事では、JR東海に取材した結果、その由来は「謎」だという。

 そもそもドクターイエローという愛称も、歴史は30年ちょっと。JRの分割民営化後、1990年代にようやく定着した呼称である。それ以前の資料を調べると、単に

・試験車
・黄色い新幹線

と呼ばれており、ドクターイエローの名は見当たらない。『朝日新聞』1984(昭和59)年8月22日付夕刊の記事によると、「新幹線試験車に子供50人が試乗 20周年企画」というイベントが行われ、そのイベント名は「新幹線試験車の試乗と浜松工場の旅」だった。車両は、

「黄色い車体の試験車」

と記されている。

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