知らぬ間に「新幹線そのもの」がインバウンドの観光名所に! 熱狂の理由とは?
訪日インバウンド客数は急増し、SNSでの情報拡散により「新幹線」が観光名所に。新幹線の定時運行や清潔さ、車内静粛性などが「日本文化」として評価される一方、オーバーツーリズムによる公共交通への影響やマナー問題も浮き彫りに。観光業の発展に伴い、さらなる対策が求められる。
増加するインバウンドとマナー問題

インバウンドの急増は歓迎すべきことだが、課題も浮き彫りになっている。特に都市型観光地では、オーバーツーリズムによる影響が公共交通に顕著に現れている。
彼らは公共交通をよく利用するため、地域住民にとってその影響は大きい。新幹線は予約制なので混雑はなく、車内も比較的秩序が保たれているが、京都などの大規模観光地では公共交通の混雑が深刻化している。また、列車やバスで大声で話したり、騒いだりすることも問題になっている。
ただし、インバウンド全員がマナー違反をしているわけではない。
「新幹線では静かにすべきだ」
とSNSで発信する人や、日本のマナーを啓発する在日インフルエンサーもいる。さらに、海外ではすでに日本のオーバーツーリズムが認知されており、
「日本人に迷惑をかける観光はしたくないので、気をつけるべきマナーが知りたい」
と思う初来日のインバウンドも多い。しかし、その数が増えるにつれて、マナー違反も増加しているのが現実だ。
現在、国は訪日外客数の目標を年間4000万人に引き上げている。オーバーツーリズムの問題は特定の場所では深刻化しているが、全国的にはまだ大きな問題とはなっていないという見方もある。しかし、彼らの間で
「インバウンドが多すぎて日本情緒が失われた」
「マナーが悪い」
「外国語ばかりで日本に来た気がしない」
といった声が上がっているのも事実だ。国は観光客の分散化やマナー啓発などの対策を講じているが、次々に発生するトラブルには十分に対応しきれていない状況だ。
日本らしさを守るためには、さらなる対策が求められる。入域税や入域制限などの施策も含め、トラブルを未然に防ぐ体制の構築が急務だ。