知らぬ間に「新幹線そのもの」がインバウンドの観光名所に! 熱狂の理由とは?

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訪日インバウンド客数は急増し、SNSでの情報拡散により「新幹線」が観光名所に。新幹線の定時運行や清潔さ、車内静粛性などが「日本文化」として評価される一方、オーバーツーリズムによる公共交通への影響やマナー問題も浮き彫りに。観光業の発展に伴い、さらなる対策が求められる。

新幹線が魅せる多彩な風景

新幹線(画像:写真AC)
新幹線(画像:写真AC)

 新幹線の車窓から見る風景は、日本人にはおなじみのものだが、インバウンドにとっては短時間で

・大都市のビル群
・住宅地
・田畑
・山並み
・海
・寺社仏閣

など、さまざまな景色が次々に現れることが面白いと感じられているようだ。日本には世界的な観光地に見られるような大規模な自然景観は少ないが、狭い国土に山や海が広がり、四季ごとに変わる風景が楽しめる特徴がある。さらに、南北に長いため、地域ごとや季節ごとに違った表情を見せるのも魅力だ。

 新幹線に乗るインバウンドが増えるなか、駅弁も人気となっている。

「新幹線に乗るなら駅弁を買おう」

とSNSで発信するインバウンドもおり、日本人と同様に、新幹線+駅弁の組み合わせが観光の定番となりつつある。駅弁は、日本独自の文化として進化してきたもので、車内で弁当のふたを開けて地域の食材を使った美しい盛り付けを楽しむことができるため好評だ。

 新幹線は日本全土を網羅する広域交通網として、短期間でさまざまな観光地を訪れたいインバウンドにとって最適な手段だ。1964(昭和39)年に東海道新幹線が開業され、その後、高度経済成長期に全国へ延伸され、地域産業の発展を支えた。

 景気後退期には公共投資のあり方が問われ、延伸開発については費用対効果に対する疑問の声もあったが、現在ではインバウンドの経済成長を期待するなかで、

「新たな役割」

を果たしているといえる。

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