社用車の「プライベート利用」防止にも 社員の走行ルートを把握する企業向けアプリ無料提供へ

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社用車の運転速度・位置・方向を自動解析し、社内で情報共有できる企業向け無料アプリが2022年4月に登場する。

ニーズ高まる運行管理のDX推進

無料の企業向け運行管理スマホアプリ「AI-Contact フリート」(画像:ジェネクスト)
無料の企業向け運行管理スマホアプリ「AI-Contact フリート」(画像:ジェネクスト)

(1)走行履歴や訪問予定をチェックする「運行管理」
(2)現在地や走行・停止などを把握する「動態管理」
(3)社用車の車両管理台帳をペーパーレスで提供する「車両管理」
(4)アルコールチェックにも対応した「点呼記録」

といった機能から成る。

 運転をする社員がアプリを起動して運転を開始するだけで、スマホの位置情報から走行データを取得し、運転速度・位置・方向を自動で解析。社内で情報共有できる。

 初期費用・月額費用・その他費用は掛からない。現状、車両1台あたり2500~3000円程度の導入費用が掛かる製品が多いため、同社は「当社が無料提供することで、通信技術を活用した交通安全管理がスムーズになる」としている。

 コロナ禍でテレワークや直行直帰が推進されたことにより、従来の安全運転管理が実施できていないという課題を抱える企業にとっても有用なアプリとなりそうだ。