中東の航空会社がこぞって「欧州サッカーチーム」のスポンサーになっている根本理由

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中東の航空会社は、欧州サッカー界への影響を急速に拡大している。エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空などが名門クラブと提携し、金銭的支援だけでなく、観光促進などさまざまなメリットを享受している。アーセナルやマンチェスター・シティへの支援を通じて、これらの航空会社はグローバルブランド戦略を強化している。一方で、予期せぬリスクも浮き彫りになっており、スポンサーシップの重要性は今後ますます高まるだろう。

航空会社の政治リスク、クラブに痛手

海外サッカーのイメージ(画像:Pexels)
海外サッカーのイメージ(画像:Pexels)

 航空会社は経済や世界情勢の影響を受けやすく、ときにはサッカークラブに

「予期しない損失」

をもたらすことがある。例えば、マンチェスター・ユナイテッドは2017年にロシアのアエロフロートとスポンサー契約を結び、2023年までの6年間で約4000万ポンド(当時のレートで約61億円)の契約を締結していた。

 この契約額は、アトレティコ・マドリードとリヤド航空の契約とほぼ同じ規模で、年数に違いがあるものの(リヤド航空の契約は2024年から2027年まで)、かなりの大型契約だった。

 しかし、2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻により状況は一変。マンチェスター・ユナイテッドの株価は侵攻後、約2週間で7%も下落し、クラブは契約を途中で破棄せざるを得なくなった。その結果、約12億円の損失を被ることとなった。

 航空会社は、依然として本拠地を置く国や地域の象徴と見なされることが多いため、カントリーリスクが問題となるケースもある。

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