中東の航空会社がこぞって「欧州サッカーチーム」のスポンサーになっている根本理由
中東の航空会社は、欧州サッカー界への影響を急速に拡大している。エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空などが名門クラブと提携し、金銭的支援だけでなく、観光促進などさまざまなメリットを享受している。アーセナルやマンチェスター・シティへの支援を通じて、これらの航空会社はグローバルブランド戦略を強化している。一方で、予期せぬリスクも浮き彫りになっており、スポンサーシップの重要性は今後ますます高まるだろう。
サッカー戦略で観光客増加

中東の航空会社や政府の取り組みを受け、他の地域の航空会社や政府も同様の戦略を取るようになっている。
例えば、ルワンダ政府の観光キャンペーン「Visit Rwanda」は、バイエルン・ミュンヘン、アーセナル、パリ・サンジェルマンといったビッグクラブで実施されている。2018年にアーセナルで実施した際、ルワンダへの旅行者数が前年比で5%増加し、投資額をわずか1年で回収する効果を上げた。
日本では、JALがイングランドの名門リバプールFCのオフィシャルスポンサーとなっている。JALはマイル会員向けに観戦チケットをプレゼントするキャンペーンを行ったり、リバプールFCの本拠地アンフィールドに「JAPAN AIRLINES LOUNGE」を設けたりしている。また、米国ツアー中にはユース世代向けのサッカークリニックも開催し、リバプールFCの活動に積極的に関わっている。
さらに、JALは国内でも清水エスパルスやコンサドーレ札幌など、いくつかのクラブのスポンサーを務めており、その影響力は国内外に広がっている。サッカーを通じて、
「どれだけ多くの国内外のファンにアピールできるか」
が注目されている。