気づいたら減速? ドライバーが自然にスピードダウンする「視覚トリック」をご存じか

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視覚的錯覚を利用してドライバーの減速を促す「イメージハンプ」が、事故防止に効果を上げている。広島市では設置後、速度が時速25.1kmから22.9kmに減少。ハンプの設置には工事が必要だが、ソリッドシートなら手軽に設置可能。さらに、錯視技術を使った「オプティカル・ドット」も注目され、今後の普及が期待される。

事故防止に効果がある理由

視覚効果による車両減速を促進するイメージハンプ(画像:積水樹脂)
視覚効果による車両減速を促進するイメージハンプ(画像:積水樹脂)

 多くのドライバーは、無意識に視覚情報をもとに速度を調整している。制限速度を守るべきなのはわかっていても、つい

「これくらいなら大丈夫だろう」

と自分の感覚で速度を決めてしまうことがある。

 例えば、制限速度が時速50kmに設定されている道路でも、車幅ギリギリまで塀が迫っている場所では、ほとんどのドライバーがその速度を守ることはないだろう。自然に速度を落として運転するのが一般的だ。

 この傾向を利用して、イメージハンプは速度を下げさせる錯覚を作り出している。ドライバーの

「無意識」

に働きかけ、速度を落とさざるを得ない状況にする仕組みだ。

 制限速度や「徐行」などの文字を道路に書く方法は、意識的に減速を促すものだが、イメージハンプは無意識のうちにドライバーに影響を与え、減速を促進する。そのため、事故防止に効果的だといえる。

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