船底が「赤い」のはなぜか、知ってる? 実は明確な理由があるんです
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船の底が赤いのは、防汚や腐食防止のための実用的な理由がある。これは古くからの伝統で、今でも大切にされている。最近では、低摩擦塗料が開発され、燃料消費を削減し、二酸化炭素の排出量も減らすことができるようになった。このようにして、持続可能な運航が実現されている。国際的な規制も進化しており、環境への配慮がますます重要になっている。船舶業界では、こうした変化に対応するために技術革新が追求されている。
海洋に悪影響を及ぼす防汚塗料

防汚塗料に含まれる成分が環境に悪影響を及ぼすとして、規制された例もある。
2001(平成13)年10月に開催された国際海事機関(IMO)の外交会議で、2001年の船舶の有害な防汚方法に関する国際条約(AFS条約)が採択され、2003年1月1日以降、全ての船舶において殺生物剤として機能する有機スズ化合物を含む防汚塗料の塗装が禁止された。
これは、スズが巻き貝の生殖機能に影響を及ぼすことが認められたためだ。同様に、2021年6月の決議MEPC331(76)では、新たにシブトリンが海洋環境に悪影響を与えることが確認され、禁止防汚剤として追加された。
船底塗料は海洋に溶け出すことで効果を発揮するため、環境に悪影響を及ぼす成分は禁止されている。そのため、代替の成分の使用や、常に環境に優しい技術の導入が求められている。