北陸新幹線の延伸、「小浜ルート反対」でも5兆円の投資は本当に妥当なのか?
米原ルートの新幹線建設費用は1.8兆円で、自治体の負担はわずか12~18%だ。滋賀県の負担を軽減するためには、愛知県との連携が重要だ。新幹線整備を巡る政治的な議論が加熱するなかで、筆者は地方負担の公平性と新幹線の意義について考える必要があると強調する。
米原ルートの優位性

いかがだっただろうか。
改めていうが、新幹線にお金をかけたり、国債を発行して建設費を賄ったりすること自体は間違っていないと筆者は考えている。これからも西田整備委員長には、新幹線の整備を進めるために頑張ってほしい。しかし、米原ルートという
「安くて早く作れる代替ルート」
があるのに、わざわざ小浜ルートにこだわる必要があるのだろうか。
西田氏がいうように、国土強靭化や防災の観点から、毎年2~3兆円の予算を割いてB/Cが1を切ってでも作るべき新幹線は多い。むしろ、基本計画線だけでなく、常磐線や新潟~仙台、札幌から旭川、稚内、網走、釧路などへのルートも整備して、
・災害に弱く、廃駅が多くて駅間の距離はすでに新幹線並み
・新幹線が特急と貨物を取り上げたら誰も乗ってない普通列車しか残らない
のようなローカル在来線をどんどん置き換えていくべきだ。ただし、代替案を検討できる北陸・小浜ルートについては別の話である。