秋の京都も観光公害!“手ぶらバス”運行開始も、旅行者「ガン無視」のお寒い現実 タクシー運転手は「荷物もう積めない」と苦笑い
秋の行楽シーズンを迎えた京都市では、観光客が集中する東山地区で観光公害対策が相次いで打ち出された。これらの対策は、路線バスの車内の混雑を解消し、渋滞を緩和することを目的としている。しかし、果たしてこれらの対策が効果を発揮するのだろうか。
「ハンズフリーバス」登場

秋の行楽シーズンを迎えた京都市で観光客が集中する東山地区の観光公害対策が相次いで打ち出された。路線バスの車内混雑解消や渋滞対策だが、果たして効果は出るのだろうか。
京都下京区のJR京都駅烏丸口に紫色の派手な車体のバスがやってきた。市観光協会と市が1日から実証運行を始めた「ハンズフリーバス」だ。ハンズフリーの意味は手ぶら。京都駅に到着した観光客に宿泊先へ荷物を預けてから観光してもらうことを狙いにしている。巡回するのは、
・下京区の堀川五条、四条烏丸
・中京区の二条城前、烏丸御池
など宿泊施設が多く立地する市中心部の計8か所。荷物は通常の市バスと異なり、50Lキャリーケースを45個収納できる。利用料金は大人500円。紅葉シーズンが終わる12月27日まで毎日8便運行する。