トヨタに肉薄! 「GM・ヒョンデ提携」の衝撃、北米依存を超えた中国・インド攻略の行方とは
米国のゼネラルモーターズ(GM)と韓国の現代自動車は、乗用車や商用車の開発、バッテリー材料の共同調達などを目的とした協力覚書を締結した。両社の2023年の販売台数は合計1030万台に達し、世界トップのトヨタに迫っている。特に、ハイブリッド技術の共有を通じて手頃な価格のEVを提供することで、グローバルEV市場に与える影響が注目されている。
世界で1030万台、協力の新時代

米国のゼネラルモーターズ(GM)と韓国の現代自動車(Hyundai Motor Company)は、2024年9月12日に重要な戦略分野での協力を模索する覚書を締結した。
この覚書により、両社は今後、
・乗用車や商用車の開発・生産
・内燃機関車両の開発
・再生可能エネルギーや電気・水素分野での共同開発
・EV用バッテリー材料や鉄鋼などの原材料の共同調達
を進めていく。なお、GMと覚書を交わしたのは現代自動車であり、現代自動車グループ(Hyundai Motor Group)傘下の起亜やジェネシスは対象外となる。
2023年の世界自動車販売台数において、GMは第5位(619万台)、現代自動車は第6位(421万台)だった。現代自動車グループ全体では第3位(730万台)となる。両社の販売台数を合計すると
「1030万台」
に達し、世界トップのトヨタ(1109万台)に迫る規模となる。