ブラジルのフラッグキャリア「ヴァリグ航空」はなぜ破綻したのか? かつては日本~ブラジルを24時間で運航、その栄光と悲劇を振り返る

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ヴァリグ・ブラジル航空は、かつて世界でも有数の長距離路線を持ち、日本とブラジルを24時間で結んでいた。しかし、経営不振と競争の激化により、2004年に撤退してしまった。歴史あるフラッグキャリアの消滅は、航空業界の厳しさを物語っている。

直行便復活の期待

1995年、リスボン・ポルテーラ空港を出発するボーイング767-200ER型機(画像:Pedro Aragao)
1995年、リスボン・ポルテーラ空港を出発するボーイング767-200ER型機(画像:Pedro Aragao)

 ヴァリグ・ブラジル航空は、世界の航空会社のなかでも古い歴史を持ち、南米最大規模の航空会社として知られている。

 しかし、名門であっても、経営腐敗が進むなか、他社に勝る競争力を持たなければ、あっという間につぶれてしまうこともある。これは航空会社経営の難しさを示すひとつのエピソードといえる。

 また、ヴァリグ・ブラジル航空が長年運航していた日本とブラジルの直行便は、その運航距離や所要時間によって、多くの日本人に

「旅情」

を与えていた。地球の裏側、ブラジルへの路線が再び復活することを願って、本稿を締めくくりたい。

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