昭和の風物詩「社員旅行」 令和の今こそ復活すべき? 90年代初頭はなんと9割の会社が実施していた!

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社員旅行は、組織の結束力を強化する重要な手段として再評価されている。富士通総研の実験では、昭和の社員旅行が社員同士のコミュニケーションや相互理解に寄与することが明らかになった。しかし、豪華な旅行が必ずしも企業の業績向上につながるわけではなく、企業文化や方針が大きく影響している。現代のビジネス環境において、社員旅行は信頼関係を構築する重要な役割を果たす存在として注目を集めている。

時代遅れ?それとも必要?社員旅行の今

社員旅行に関する調査(画像:サーバーワークス)
社員旅行に関する調査(画像:サーバーワークス)

 ここまで書いてきたが、最後に社員旅行に関する最近のアンケート調査が見つかった。調査対象は全国の20歳以上の会社員550人で、調査期間は2024年5月15日から5月22日まで。概要は次のとおり。

・社員旅行に対するイメージで最も多かったのは「時代遅れ」で24.7%。
・20.2%が「特にイメージはない」と無関心な様子。
・社員旅行を実施している会社は28.4%。
・業種別で社員旅行の実施率が最も高かったのは鉱業(88.9%)、次いで宿泊業(66.7%)。
・実施率が低かったのは金融・保険業(10.7%)、飲食業(12.5%)、情報通信業(18.2%)、ソフトウエア(20.0%)。
・社員旅行が任意参加と答えた人は92.3%だが、そのうち37.2%が「実質強制参加」と感じている。
・日数は1泊2日が43.6%で最も多く、次いで2泊3日が34.0%。
・約4割の社員旅行が平日に行われている。
・社員旅行がある会社の9割の人が参加経験あり。
・参加理由で最も多かったのは「親睦を深めたいから」で42.1%。
・ネガティブな参加理由として「上司に言われた」(24.3%)や「参加しないと気まずい」(22.9%)が約半数を占めた。
・参加者の45.7%が「また参加したい」、42.1%が「内容次第で参加したい」と答えた。

 ちなみに、調査を行ったサーバーワークス(東京都新宿区)では、2019年までは一般的な社員旅行を実施していたが、現在は社員が自由に旅行プランを企画でき、任意の時期に実施できる形式に変更している。この形式により、旅行の満足度を保ちながら、コミュニケーション活性化やエンゲージメントの強化を図っているという。

 あなたは、これらの数値をどう感じるだろうか。そして、社員旅行を復活させるべきだと思うだろうか。

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