昭和の風物詩「社員旅行」 令和の今こそ復活すべき? 90年代初頭はなんと9割の会社が実施していた!

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社員旅行は、組織の結束力を強化する重要な手段として再評価されている。富士通総研の実験では、昭和の社員旅行が社員同士のコミュニケーションや相互理解に寄与することが明らかになった。しかし、豪華な旅行が必ずしも企業の業績向上につながるわけではなく、企業文化や方針が大きく影響している。現代のビジネス環境において、社員旅行は信頼関係を構築する重要な役割を果たす存在として注目を集めている。

昭和の旅再現実験

ハトヤホテルのウェブサイト(画像:ハトヤホテル)
ハトヤホテルのウェブサイト(画像:ハトヤホテル)

 2023年7月、富士通総研の池上敦士研究員らによる研究グループは、その仮説に基づいて実験を行った。

 実験の内容は、昭和の社員旅行を完全に再現するというものだ。1泊2日の旅程では、社員旅行の定番であるハトヤホテル(静岡県伊東市)を目的地に選び、次のような「再現」が実施された。

・行きの電車内での缶ビールによる乾杯
・ホテル到着後、浴衣に着替えての温泉入浴
・全員でのテーブルを囲んでの夕食
・畳敷きの和室での宴会

『産経新聞』2023年8月25日付電子版によると、池上氏はこの実験を通じて、社員旅行の意義について

「裸で温泉に入り、浴衣で開放的な気分になる。己をさらけ出し、互いの人となりを知ることができる極めて有意義な仕組みだと実感した」

と語っている。今後もさらに大規模な実験を予定しているという。

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