近年、高速道路の「通行止め」「車線規制」がやたら増えている根本理由
高速道路建設が増加している背景のひとつに、半世紀以上運行されている路線の老朽化がある。車線規制や通行止めが発生し、ドライバーに影響を及ぼすが、事前の情報収集が重要だ。長距離を走行する際は、特に工事情報をチェックしてスムーズな走行を心がけたい。
老朽化進行中の高速道路

高速道路やICなどの施設は、徐々に老朽化が進んでいる。特に古い路線は半世紀以上使用されているため、傷んでいる箇所が多く見られる。こうした老朽化した道路や施設には、修繕や補修が必要になる。そのため、近年は各地で積極的に工事が行われている。特に交通量の多い地域や区間では、道路や施設が傷みやすいため、工事の頻度も高くなる。
老朽化を修繕する工事は、約1か月前から該当場所周辺でアナウンスされる。利用者は事前に工事計画の情報を知ることができるため、非常に便利である。工事にともない、通常よりも車線数を減らす車線規制が行われたり、場合によってはICや区間が完全に通行止めになったりすることもある。工事は、交通量が少ない深夜早朝の時間帯に行われることが多く、利用者への影響をできるだけ少なくする配慮がなされている。
最近では、東名高速道路の東京IC(世田谷区)~東名川崎IC(川崎市)や中央自動車道の国立府中IC(国立市)~八王子IC(八王子市)などで、約5年もの長期間にわたって、期間ごとに車線をシフトしながら工事を行う方法が採用されている。
また、中国自動車道のほとんどの区間も1970年代に開通しており、そのなかでも吹田JCT(大阪府吹田市と一部茨木市)~神戸JCT(神戸市)は西日本有数の交通量を誇る区間のため、道路の傷みが非常に目立つ。この状況を受けて、新名神高速道路の開通により、車線規制や通行止めをともなう工事が積極的に行われている。