高速道路の「最標高地点」はどこだ? 2000年以降に王者交代、その理由とは
日本のトンネルの多くは、比較的標高の高い場所を通過する。そこで本稿では、日本の高速道路における最標高地点について説明する。
高速道路の標高事情
高速道路は、日本全体に広がっているが、路線や区間によっては、交通量や付近の雰囲気が異なる。それぞれの地域や場所には特色があり、その多様性が魅力の一因だ。
日本は世界的にも山がちな地形で、高速道路もさまざまな標高の場所を通り抜けている。例えば、
・富士インターチェンジ(IC)~清水IC(東名高速道路)
・親不知IC付近(北陸自動車道)
・名港トリトン付近(伊勢湾岸自動車道)
など、標高の低いエリアは海岸沿いを通り、標高はほぼ0mだ。一方で、首都高速湾岸線の東京港トンネルや、東京湾アクアラインの東京湾アクアトンネルは海底を走行している。
しかし、こうした場所はまれで、日本のほとんどのトンネルは比較的標高の高い場所を通る。標高2000mを超えるエリアはないが、500~1000mの場所が多く存在する。
そこで、本稿では、日本の高速道路で最標高地点やその特徴について詳しく紹介する。ぜひ参考にして、ドライブに出掛けてみてほしい。