夜間の服装、クルマが認識しづらい色は? 8色で調査、最大2.5倍の差が付く結果に
JAFは、夜間における歩行者の見え方や反射材の効果に関する調査結果を発表。最も視認性の高い服装とは?
事故防止へJAFが調査結果を発表

夜の外出、その服の色で大丈夫――? JAFは、夜間における歩行者の見え方や反射材の効果に関する調査結果を発表した。
交通事故総合分析センターによると、夜間に発生した交通死亡事故のうち約70%が道路横断中に発生(「交通統計 2020年版」)。夜間の見えづらさが重大事故の一因と考えられている。
調査では、横断中の歩行者などが身に着けている服装の色の違いや反射材の有無によって、ドライバーの視認性がどう異なるのかを検証。
歩行者に見立てたマネキンを模擬市街地の横断歩道上に設置。テスト車は、その対象に向かって154m離れたスタート地点から時速20kmで直線走行しロービームとハイビームの両方でドライバーの視認性を確かめた。
マネキンが着用する服の色は9種類を用意。反射材がついたJAF制服(上下)・黒・黒の上に反射材ベスト・青・紫・赤・緑・黄・白――のトップスで、横断歩道上に1体ずつ設置し、それぞれの服装について、ドライバーの視点で人として認識できた時点での距離を測定した。