高速バスが「ビジネスユース」で活性化?出張経費を削減したい企業が望む潜在的なサービスメニューとは

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高速バスの運行が減少するなか、利用者ニーズの多様化が進む。高級夜行バスや個室の導入が注目され、出張経費削減やサブスクリプション型サービスが新たな活性化策として期待される。2020年の年間輸送人員は9735万人と減少傾向にあり、柔軟な対応が求められる。

サンライズに学ぶ高級夜行バスの未来

ドリームルリエ・プレシャスクラス(画像:JR西日本)
ドリームルリエ・プレシャスクラス(画像:JR西日本)

 高速バスの活性化策として、出張経費を削減したい企業や法人向けに割引などのサービスメニューを提供することで、高級高速バスの回転率を上げるという方法がある。

 サブスクリプション型のアプローチもある。最近では、各方面の新幹線がテレワークを支援する専用車両を用意している。夜間に仕事・睡眠・移動ができる「夜行個室ビジネスバス」のブランド化があってもいいだろう。

 かつて、東京~大阪の寝台特急「銀河」はビジネス急行と呼ばれていた。ビジネス利用の促進策を講じれば、平日でも安定的に運行できる。この記事を書いている今も、新型コロナの第11波が到来すると報じられている。公共交通では、まだまだソーシャルディスタンスを重視する傾向が強い。感染の可能性に神経質になっている企業もまだ多い。企業にとっては自家用車も魅力的だ。

 高速バスの魅力は、鉄道では不便な区間をダイレクトに結べることだ。寝台特急「サンライズ」の人気を考えれば、夜行にもまだ望みはある。東京と大阪のような大都市間や、長距離区間に「高級路線」はありうる。

 ドリームスリーパーのような全室個室の場合、定員は11人で、利益を出すには単価を上げるしかない。一方、ドリームルリエのように1両にプレシャスシートとアドバンスシートを混在させ、

・高級でも個室派
・できるだけ安く行きたい派

の両方のニーズに応えられるようにしたほうが、柔軟性があっていい。西鉄の東京~博多間のはかた号も、2列のプレミアムシートと3列のビジネスシートを混在させる同様のシステムを採用している。

 全但バスも、城崎温泉・豊岡~大阪と浜坂・湯村温泉~大阪の高速バスで、個室の「グリーンルーム」をふたつ備え、残りのスペースは通常の4列シートで占める車両を導入している。導入当初、城崎温泉から大阪・梅田への出張で個室を利用したが、快適で仕事がはかどった。

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