スピード違反撲滅! 欧州で「速度リミッター」義務化も、これって“車内監視”社会の始まりじゃないのか?
EUと北アイルランドで2024年7月7日から全新車にスピードリミッター義務化。ISAシステムで交通事故を30%、死傷者を20%削減目指すが、導入にはドライバーの6%しか賛成せず反発も。
メーカーのISA対応方針

現在、スピードリミッターのISA搭載は、EUと北アイルランドにおいて義務化されたのみで、EUを離脱したそのほか英国地域は対象となっていない。英運輸省(DfT)も計画の策定に携わっていたので、対象となるかと一般には考えられていたがそうはならなかった。
・英自動車工業会(SSMT)
・大手自動車ブランド
・ユーロNCAP(ヨーロッパ新車アセスメントプログラム)
からは、欧州地域全体で統一性を保つよう圧力があるものの、DfTは、北アイルランドを除く英国で販売される新車は当面影響を受けないと発表している。
それにも関わらず、ほとんど自動車メーカーは、新車にスピードリミッターを組み込む予定である。フォード、ルノー、ボルボ、ホンダなどの主要メーカーは、すでに組み込んだことを明らかにしている。
日本の日本自動車連盟(JAF)にあたるRAC道路安全広報担当ロッド・デニス氏は、その理由をこう話す。
「メーカーが英国で販売する車から意図的にこの機能を除外するとしたら驚きだ。生産に不必要なコストがかかるからだ」(2024年7月4日付、RACホームページ)。
このような理由から、ISA搭載は英国内で非公式にも進められていくが、公式に採用となるには、公的な協議と法律が必要となる。