スピード違反撲滅! 欧州で「速度リミッター」義務化も、これって“車内監視”社会の始まりじゃないのか?

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EUと北アイルランドで2024年7月7日から全新車にスピードリミッター義務化。ISAシステムで交通事故を30%、死傷者を20%削減目指すが、導入にはドライバーの6%しか賛成せず反発も。

欧州委の交通事故ゼロ計画

EUのイメージ(画像:写真AC)
EUのイメージ(画像:写真AC)

 欧州運輸安全委員会は、ISA技術により、交通事故を30%、道路での死傷者を20%削減できるとしている。今回、ISAのほか、

・衝突被害軽減ブレーキ(AEB)
・ドライバーの眠気注意力警告システム(DDAW)
・緊急車線維持システム(ELKS)

などの他の安全対策も新車に搭載されるようになった。

 EUは2050年までに交通事故による死亡者をゼロにする計画を持っており、欧州委員会は、これらの対策により、2038年までに14万人の深刻な交通事故による負傷を防ぐことができると考えている。

 欧州委員会がISA導入をする目的は交通事故を減らすことだけにあるわけではない。

「目的は、欧州の人々を交通事故、大気汚染、気候変動から守り、変化するニーズに合った新たなモビリティの解決法を提供し、欧州産業の競争力を守ることだ」

と声明を出している。スピードを制限し、適度な速さでは車を走らせることは、ドライバーにとっては燃費がいいことになるし、広くは大気汚染と気候変動にも影響を与える。

 欧州ではそういった状況にあるため、スピードと安全性についての考えを一歩進めたルノーグループは、すべての新しいルノーとシトロエンの車の最高速度を112mph(時速約180.25km)に制限するという独自の施策を進めるなど、動きが出ている(2024年7月4日付、『Auto Trader』)。

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