「リニア中央新幹線」より2倍速い? 欧州の真空チューブ鉄道「ハイパーループ」をご存じか
イーロン・マスクによって一躍脚光を浴びたハイパーループ。時速1000km、エネルギー使用量は自動車や航空機の10分の1。2024年にはオランダに試験施設がオープンした。
真空チューブの恐怖
輸送需要は2050年までに2倍以上に増加すると考えられているなか、効率のよい輸送システムの需要は高まる一方だ。ハイパーループは高速鉄道よりも安く利用できると考えられているのも魅力である。
しかし、乗客サイドでも克服しなければいけないことがある。チューブ内が真空になる、つまり空気のないチューブのなかを移動するという事実を受け入れることである。
潜水艦に乗って深く潜っていくことやスペースシャトルに乗って宇宙に飛んでいくのに近い恐怖を覚える人が多いはずだ。
窓のないカプセルに乗ることについて、所長のラム氏は
「星空や晴れた日が見えるすてきな天井のカプセルなら抵抗感を克服できるかもしれない」
と話しているが、果たして。
同センターの予定では、あと20~30年で利用できるということだが、これだけの期間があれば、私たち乗客も、さまざまな技術革新に触れ、平気で利用できるようになるかもしれない。