「リニア中央新幹線」より2倍速い? 欧州の真空チューブ鉄道「ハイパーループ」をご存じか

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イーロン・マスクによって一躍脚光を浴びたハイパーループ。時速1000km、エネルギー使用量は自動車や航空機の10分の1。2024年にはオランダに試験施設がオープンした。

最近の研究結果

イーロン・マスクが説明したハイパーループ・システムの模型。パイロン上のチューブとソーラーパネルの配置例(画像:編集1306)
イーロン・マスクが説明したハイパーループ・システムの模型。パイロン上のチューブとソーラーパネルの配置例(画像:編集1306)

 テスト施設では、企業による分岐の実験が行われている。

 この最も肝である分岐が、ハイパーループの実現を難しくさせているのだが、2024年6月、オランダの国立大学であるデルフト工科大学で、ハイパーループの軌道変更に成功したというニュースが飛び込んできた。これまで不可能であったことを、学生たちが実現させたのだ。

 彼らは、大学のキャンパス内に長さ42mの鉄鋼のテストトラックを建設し、そのなかで、小型の無人版カプセルを浮かせ、分岐させることができた。小規模な実験ではあるものの、それが、オランダをはじめとしたハイパーループ実現へのヒントになる。

 ハイパーループ実現に関し、安全面をはじめとし、技術的に対応しなければいけないことは山ほどあるにしても、またも明るい兆しが見えた。

 ヨーロッパのなかでも、スイスなどにも研究施設があるなかで、欧州全体で、また中国など世界中で情報を共有し、手を取り合って研究を進めていけば、本当に近い将来、ハイパーループでの移動が実現するのかもしれない。

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