水素自動車の「トンネル内事故」 極めて危険説は本当か?

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水素自動車は徐々に普及しつつあるが、それに関連した新たなリスクはあるのだろうか。最新の研究では、トンネル内での事故リスクシナリオが検証されている。

新たなモビリティの新たなリスク

論文『水素自動車がトンネル内で事故を起こした場合のリスクと影響』(画像:TUGraz デジタルライブラリー)
論文『水素自動車がトンネル内で事故を起こした場合のリスクと影響』(画像:TUGraz デジタルライブラリー)

 EVは、水素自動車よりも早く急速に普及しつつあるが、予想以上に冬場の寒冷地での電力消費量が増えるなど、思わぬ弱点も明らかになりつつある。知っている人も多いと思うが、2023年の冬、中国ではEVによる渋滞が相次ぎ、ニュースにもなった。

 帰省ラッシュなど交通量が増える時期には、公共の充電ステーションが需要に追いつかず、多くの場所で充電のために行列ができ、最悪の場合、走行中にバッテリー切れを起こして渋滞を引き起こすこともある。これが凍えるような寒さのなかや、うだるような暑さのなかで起こったら、生死にかかわる問題になりかねない。

 新しいモビリティとして「空飛ぶクルマ」も検討されているが、ドローンや自動運転車よりもさらに安全性を高める必要があるのはいうまでもない。実用化するためには、最悪のシナリオも含め、考えられるあらゆるリスクを検証しなければならない。

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