中国市場への「EV投入」遅れ鮮明! 市場減速とタイミング合わず、今後の戦略見直しを迫られるのか
中国最大の自動車展示会である北京モーターショーが4年ぶりに開催され、日本メーカー各社が最新車種やコンセプトカーを多数発表した。
トヨタの新型EV発表

トヨタは、北京モーターショーでふたつの新型EV車種「bZ3C」「bZ3X」を世界初公開し、今後1年以内に中国市場に投入すると発表した。
トヨタは日本メーカーでトップシェアを誇る自動車メーカーであり、低燃費車の火付け役であるハイブリッド車「プリウス」でクリーンなイメージを強く打ち出している。他の国内自動車メーカーが次々とEVを投入するなかでも、トヨタはハイブリッド車やPHVの投入を増やしており、純粋なバッテリーEVの投入には消極的だった。
それでも2022年にトヨタはEVのコンパクトスポーツタイプ多目的車(SUV)「bZ4X」を発売したが、スバルとの共同開発で販売台数も限られたため存在感は薄く、トヨタのEVに対する後ろ向きな姿勢が垣間見えた。
しかし、トヨタは2023年前半からEVに戦略をシフトし、2026年までに10車種を投入すると発表している。
今回の北京モーターショーで発表された2台の新型EVは、こうした戦略に基づくもので、トヨタの本格的なEV投入の幕開けと見るべきだろう。
新型EVは中国BYD製のバッテリーを搭載しており、中国企業との協業が垣間見え、近い将来、トヨタが中国EV市場で存在感を示すことは確実だ。現時点では、中国以外の地域でのEV投入については発表されていないが、日本でもトヨタの新型EVが登場する日はそう遠くないだろう。