航空部品まで売るほど逞しい! 加速する航空業界「サイドビジネス」の抱える希望と課題点とは
航空業界のサイドビジネスが、コロナ禍で増加している。シンガポール航空は、退役した旅客機の部品をリサイクルして製品化する取り組みを開始。機内食の一般販売は、航空会社以外にも見られるという。
見えてきた今後の課題
航空需要の激減は航空会社のみならず、関連企業への影響も大きい。そんななか、機内食の人気は「今は旅行へ行けないが、自宅でも旅行気分を味わいたい」というニーズをつかんだ成功例といえる。
機内食製造会社がスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで商品を販売するのも、コロナ以前にはほぼなかった画期的な取り組みといえる。ただ、筆者が最初に「アンスリー」で商品を見かけたとき、一目で機内食製造会社と分からず、飛行機がデザインされたPOPでやっと気づいた。店頭に並べる際には、一般商品とのはっきりした差別化を打ち出すことが今後の課題といえる。
また、機内食とは異なりすぐに完売しない商品もある。ネックになっているのは
・限られた購買層
・やや高めな価格帯
だろう。
前述したシンガポール航空のリサイクル商品開発は、シンガポール政府観光局がバックアップを行い、地元企業の協力を得て、なかば「国家プロジェクト」的に動いている。商品は地元のブランド店舗でも販売するといい、コロナ後を見据え、多角的なビジネス展開を視野に入れている。