航空部品まで売るほど逞しい! 加速する航空業界「サイドビジネス」の抱える希望と課題点とは

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航空業界のサイドビジネスが、コロナ禍で増加している。シンガポール航空は、退役した旅客機の部品をリサイクルして製品化する取り組みを開始。機内食の一般販売は、航空会社以外にも見られるという。

航空会社以外も機内食に注目

機内食セット「お子様向けのお食事 食器付き」(画像:ゲートグルメジャパン)
機内食セット「お子様向けのお食事 食器付き」(画像:ゲートグルメジャパン)

 機内食の一般販売は、航空会社以外も行っている。世界最大の機内食会社の日本法人「ゲートグルメジャパン」は、オンライン販売サービス「WRLD FLVRS(ワールドフレーバー)」を2021年1月に本格オープン。自社が手掛ける、国際線ファーストクラス採用の機内食メニューを販売している。

 洋食、和食、中華料理、タイ料理などのメニューがそろい、調理済みの料理がSous Vide(低温真空調理技術)によって真空パックで届く。約85度のお湯を使って15分温めるだけで、機上の味が楽しめる。

 加えてエコノミークラスの食事に、機内食向けのトレー・カップが付いたセット商品や、機内食セット「お子様向けのお食事 食器付き」などもラインアップ。ゲートグルメジャパンではそのほかの取り組みとして、機内食用として使う予定だった食材の廃棄を避けるためのクラウドファンディングも行っている。

 また、日本空港ビルデングが運営する「羽田空港のオンラインショップ」では、エコノミークラス・ビジネスクラスの機内食を随時販売。製造するのは、シンガポール航空やキャセイパシフィック航空などの航空会社の機内食を手掛けるケータリング会社で、これらも発売するたび、早い時期に完売している。

コンビニ販売も加速

コンビニエンスストア「アンスリー」で買える「Flight Kitchen Deli」(画像:シカマアキ)
コンビニエンスストア「アンスリー」で買える「Flight Kitchen Deli」(画像:シカマアキ)

 機内食会社が手掛ける料理をコンビニエンスストアで販売する取り組みも始まった。

 大阪・関西空港で機内食を製造する、双日ロイヤルインフライトケイタリング(SRIC)のフレッシュデリカテッセン「Flight Kitchen Deli」シリーズが2021年10月から発売を開始。主に南海沿線で展開するコンビニエンスストア「アンスリー」で、ライスボウル、パスタボウル、サラダ、ミニデリシリーズなどを販売している。

 さらにSRICは2022年2月10日、シンガポール航空と提携し、自宅で楽しめる食事セットを共同開発。「シンガポール航空にインスパイアされたメニュー(Meals Inspired by Singapore Airlines)」をオンラインや店舗などで発売した。

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