子育て世帯に最適なクルマとは? 「ミニバン買おう」「やっぱり軽自動車」より遥かに大事なことがあるんです
子育て世帯でも、子どもの年齢によって車の使い方はかなり違う。その成長に合わせた車選びが大切だ。
軽自動車の限界

軽自動車は低燃費・低維持費の代表的な車である。かつてはセカンドカーや通勤カーのという立ち位置だったが、1998(平成10)年秋に規格が改正され、長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下、排気量660cc以下と大型化された。
それに合わせて各社もフルモデルチェンジを行い、
・「軽自動車 = 小さい」というイメージを拭い去る広さ
・個性的なデザイン
・燃費のよさ
などで人気が高まった。子育て世帯を意識した車種も増えており、非常に魅力的だ。ただ、軽自動車の定員は4人である。
・12歳未満の子ども:3人
・大人:ふたり
または、
・12歳未満の子ども:4人
・大人:ひとり
であれば5人まで乗れるが、子どもが中学生になると定員オーバーになる。子どもの人数が増えたり、アウトドアが好きだったり、祖父母を乗せる機会があったりすると、軽自動車を“わが家のメイン車”にするのは難しくなる。結局、買い替えを検討せざるを得なくなり、短期間で買い替えとなれば、家計への影響は避けられない。
低燃費・低維持費にこだわっていては、“わが家にぴったりの1台”は見つからない。家族が多かったり、身内や知人を乗せる機会があったりすれば、軽自動車は候補から外さざるを得ない。