ソウルの月額約7000円「電車・バス乗り放題カード」コスパ最高! 韓国のスピード感にはいつもビックリです
月額約7000円でソウル市内の電車や深夜バスを含む路線バス、市バスが乗り放題になる「気候同行カード」が誕生した。その狙いと魅力とは。
気候同行カードがお得な理由

ソウル市内の電車基本料金(10km以内)は約170円(2024年3月時点、交通カード利用時は160円)。10kmから50kmまでは5kmごとに約10円、50km以降は8kmごとに約10円が加算される。日本よりかなり安いとはいえ、公共交通だけで1か月通勤すると、
「往復320円(交通カード利用時) × 20日 = 6400円」
かかる。この時点ですでに元の金額(7000円)に近づく。休日もずっと家にいるのでなければ、月の交通費は7000円を超えるから、お得だろう。
また、韓国では65歳以上は基本的にバスや電車の料金が免除される。そのため、学生や20代から40代が主な利用者だが、2月末からは19歳から34歳までが月額約6200円で試験的に購入できるようになった。現在、韓国は空前の若者の就職難に直面しており、若者の負担をできるだけ減らそうとしているのだ。
ソウルよりも先にこの取り組みを始めたのはドイツだ。2023年5月1日から始まったこの制度は、49ユーロ(約8000円)で路線バスや地下鉄を含むドイツ国内のすべての近距離・地域交通を利用できるという優れものだ。韓国では現在、ソウルのみで行われているが、ドイツ全土なのでかなり広範囲に及ぶ。
導入の目的は、エネルギー消費と自動車のCO2排出量の削減、そしてガソリン代の高騰に苦しむ市民の負担軽減にある。世界全体が抱える問題に取り組み、結果を出しているドイツに、韓国はいち早く追随した。韓国ならではのスピード感にはいつも驚かされる。