国際線に乗ると、荷物の「出てくる時間」が毎回違うワケ 航空会社の社員が解説する
預けた荷物が到着空港で出てくるたびに時差がある。なぜか。現役の航空会社社員が解説する。
知られざる荷物事情
国際線で、ファーストクラスやビジネスクラスの利用者、あるいは航空会社のプライオリティステータスを持っている人の場合、預けた荷物が到着空港で優先的に扱われる。
ただ、何のステータスもなくエコノミークラスを利用する場合、毎回時間差が生じる。いったいなぜか。これまで、日系、外資系を含む空港でのハンドリングに携わってきた筆者(ジーナ、航空ライター)が解説しよう。
結論からいうと、出発時間前に荷物を預けるのが早ければ早いほど、手荷物が後で出てくる“確率”が高くなるからだ。
余裕を持って空港に来たのに、こんな不公平なことがあるのか、と思うかもしれない。なぜそんなことが起こるのか、順を追って説明したい。そして最後に、筆者が考える荷物を預ける“ベストな時間帯”も紹介する。