運転免許保有者が減っているのに、「教習所の卒業生」が増えている理由

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2020年から2021年にかけて、教習所に通って運転免許を取得した人は、全国で160万人から172万人に増加した。今後、どのような運転免許が増えると予想されるのか。

運転免許の将来展望と「2024年問題」

「運転免許保有者数」と「指定教習所の卒業者数」の推移。動きが対照的(画像:警察庁)
「運転免許保有者数」と「指定教習所の卒業者数」の推移。動きが対照的(画像:警察庁)

 特に堅調といわれる免許の種類に、意外にも二輪がある。普通二輪だけでなく、小型二輪の取得希望者が増えているのも、コロナ禍で個人的な移動手段を確保しようとする人が増えたことと無関係ではないだろう。

 二輪に関心の薄かった人たちが、コロナ禍をきっかけに目を向けるようになったことは、先行きの見えない二輪業界にとって、実にポジティブな現象である。

 また、コロナ禍によって運転免許証を返納する高齢者が減ったといわれている。その主な目的は、ソーシャルディスタンスを保ちながら個人的な移動手段を確保することでもあった。

 特に公共交通が発達している都市部では、高齢者の運転免許返納を可能な限り推進したい当局にとって、これは本当に頭の痛い問題だったといっていい。

 これまで、運転免許証の現在況と、それをめぐる動きについて簡単に述べてきた。それでは今後、どのような運転免許が増えることが予想されるのか。これは、運輸業界におけるいわゆる「2024年問題」と関係している。

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