中国車を恐れる米国! 悪意あるハッカーが「コネクテッドカー」乗っ取る危険性? それでも中国とは上手くやらねばならないワケ

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近年、注目を集めているコネクテッドカー。ただ、悪意のあるハッカーによるハッキングが懸念されている。米商務省はこの問題に最も神経を尖らせている。

中国との付き合い方

コネクテッドカー(画像:総務省)
コネクテッドカー(画像:総務省)

 ここでいうインターネットを介したハッキングとは何を意味するのか。この問いを考えてみると対策が立てやすい。

 一般に、コンピューターは不正なアプリケーションによってハッキングされることが多い。電子メールに添付されたZIPファイルや、広告に仕込まれた実行ファイルなどである。

 これらの不正アプリケーションによるハッキングを防ぐために、ユーザーは決して不審なファイルを実行してはならない。基本的な経験則としては、見知らぬ広告をクリックしないことだ。

 特にスマートフォンと連動した電子メールの添付ファイルや不審な広告へのアクセスに注意することで、危険性はかなり軽減される。

 米国商務省が、自国の自動車に対するインターネットを介した組織的な破壊行為に警戒している姿勢には、今後も目が離せない。しかし、中国を警戒するあまりすべてを排除することは、もはや事業の観点からは不可能である。

 警戒しつつも基本的な対策を怠らず、賢く中国と付き合っていく。結局はそれしかないのである。

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