あなたの「カーバッテリー」はなぜすぐに上がるのか? 意外と知らない原因を解説する

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クルマのバッテリーの寿命が短いことはよく知られており、一般的には新品から「3年程度」といわれている。バッテリーに大きな負担をかける条件とは何か。

性能と価格のバランス

クルマのバッテリー(画像:写真AC)
クルマのバッテリー(画像:写真AC)

 もうひとつ、市販の自動車用バッテリーを探していて気づくのは、価格に大きな差があることだ。価格差はメーカーの知名度や生産国によるものだが、基本的な違いは使用されている素材や構造にある。いうまでもなく、高価なモデルほど高性能を確保するために素材が異なる。

 また、最近多いアイドリングストップ機能搭載車や、燃費低減のためにオルタネーターの作動範囲を制限する充電制御システム搭載車では、その前提で耐久性と短時間での繰り返し始動性を確保したバッテリーが求められる。

 コスト削減のためにDIYでバッテリーを交換する場合は、カーショップでの確認が欠かせない。

 電装品の使用が増える真夏や真冬は、バッテリーにかかる負担も大きくなる。春と冬を乗り切ったバッテリーの現状はどうなっているのか。特に新車から2~3年のクルマは要注意だ。

 前回のバッテリー交換から同程度のバッテリー寿命を保っているクルマは、バッテリーへの負担が大きくなるこれからのシーズン前に点検を受けることをオススメする。

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