ボルボがわずか1年で「大型EVトラック」改良 脱炭素化を加速する欧州メガトレンドとは?

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ボルボ・トラックは、北米市場で販売する「VNRエレクトリック」の改良版を発売。航続距離は最大440km(275マイル)、バッテリー量は最大565kWhまで拡大。積極的な脱炭素化への取り組みの背景にある欧州委員会の動向とともに紹介する。

2020年12月に発売、1年後には改良版

2022年1月に発売されたVNRエレクトリック改良版(画像:ボルボ・トラック)。
2022年1月に発売されたVNRエレクトリック改良版(画像:ボルボ・トラック)。

 2022年1月、ボルボ・トラックは北米市場で、航続距離を最大85%伸ばし充電時間を短縮した「VNR Electric(VNRエレクトリック)」の改良版を発売した。

「VNRエレクトリック」はボルボが2020年12月に北米市場で販売開始したClass 8(クラス8、GVW15トン以上)の大型EVトラック。264kWhのリチウムイオン電池を搭載し、航続距離は最大240km(150マイル)、70分の充電で最大バッテリーの80%まで充電することが可能となっている。

 前モデルの発表から1年ほどで発表された今回の新モデルは、バッテリー容量を最大で565kWhに拡大。それにより航続距離が最大440km(275マイル)と80%も大幅に向上した。この性能向上は、バッテリーの設計改善と新たに用意された6個のバッテリーパッケージオプションなどによって実現されたものだという。

 充電能力が250kWに強化されたことにより充電時間も短縮され、標準モデルである4バッテリーパックモデルは60分で80%の充電が、オプションの6バッテリーパックモデルは90分で80%の充電がそれぞれ可能となっている。