「宅配向け」新開発EVトラックで集配業務スタート 普免OKの小型 ヤマト×日野自

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ヤマト運輸が日野自動車の新開発BEVトラックにて集配業務の実証実験を開始。普通免許でも運転できるサイズで、都市部や住宅街での宅配業務に考慮した構造だ。

日野デュトロベースのEVトラックを実戦投入

日野デュトロZ EV(画像:日野自動車)。
日野デュトロZ EV(画像:日野自動車)。

 ヤマト運輸が2021年11月24日(水)から、日野自動車の開発した小型BEVトラック「日野デュトロZ BEV」を用いた集配業務の実証実験を開始した。

 日野が4月に発表した超低床・前輪駆動(FF)小型EVトラックが実戦投入される形。現行のデュトロよりも一回り小さい全長4700mm×全幅1700mm×全高2300mmというサイズで、普通免許にて運転が可能だ。

 運転席から荷室へウォークスルー構造となっているほか、低床のため荷室への乗降もしやすい。さらに、誤発進抑制装置(前進&後退)、電動パーキングブレーキ、電子インナーミラー、車線逸脱警報といった安全装備も備える。

 デュトロZ EVの開発チーフエンジニア 東野和幸氏は、「荷物を生活者に届ける『物流のラストワンマイル』の現場におけるさまざまな課題を解決するために企画・開発しました」とする。ヤマト運輸は実用性の検証を行い、日野はその現場のリアルな要望を吸い上げ、改善につなげる構えだ。

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