女性の免許取得率、日本で低いのはなぜ? 人口なら女性の方が上、その背景に何があるのか
2022年の運転免許保有者の構成比は、男性54.2%、女性45.8%である。女性の割合は2017年に45%を超えた。男女間の格差はまだ埋まっていない。総人口では女性の方が男性より多いのだから驚くべきことだ。
ジェンダー問題の可能性

女性の構成比が低いことが当たり前でないのは、米国の数字を見るとわかる。2022年の構成比は、
・男性:49.40%
・女性:50.60%
で、米国の16歳以上の免許取得可能の人口で見ると、女性の比率は50.80%。ほぼ、人口比と同じなのだ。
ジェンダー平等を推進する活動も行っている国際協力機構(JICA)は、多くの社会において、
「自家用車が家庭にある場合、男性が優先的に自家用車を使用していることが多く、女性の多くは、特に農村部では自転車や荷車、バイクタクシー、都市部では公共交通機関を利用することが多い」
「こうした交通手段へのアクセスによるジェンダー格差は、単に経済的要因によるものだけでなく、機械の操作は男性の方が得意だとする固定観念や、女性による自動車やバイクの運転は望ましくないとする社会・文化的背景に起因している」
としている(2023年1月付、独立行政法人 国際協力機構(JICA)ガバナンス・平和構築部 ジェンダー平等・貧困削減推進室『JICA 事業における ジェンダー主流化のための 手引き 【運輸交通】』)。
ジェンダーギャップ指数では、2023年の米国のランキングが146か国中43位、日本は
「125位」
であったので、よりこのランキングに信ぴょう性が増すように思われた。