コインパーキング革命? 地域防犯にも貢献する「フラップレス式」とは何か、利用者・運営者ともにメリットな“一石二鳥”の新潮流とは
近年、コインパーキングの新しい形態が増えている。その名も「フラップレス式」。利用者はスムーズに出入りでき、車高の低いクルマでも楽に駐車できる。
「フラップレス式」の利点と課題

コインパーキングの利用において、欠かせないのは“駐車能力”というスキルである。このため、フラップレス式駐車場は利用者にとって大きなメリットとなるといえる。
駐車場大手のパーク24(東京都品川区)は、2020年9月1日から9月7日まで、タイムズクラブ会員5051人を対象に「運転テクニック」に関するアンケート調査を行った。「得意な運転技能と苦手な運転技能」を、「自身の運転を上手いと回答した人」(全体の27%)と「上手ではないと回答した人」(全体の16%)に分けていった結果、「駐車」に対して真逆な回答が見られた。
「自身の運転を上手いと回答した人」の得意な技能1位は、「駐車」で50%だった。一方で、「上手ではないと回答した人」の苦手な技能1位は、「駐車」で65%を占め、駐車に対する不安が顕著であることが浮き彫りになった。
近年、車体の大きなファミリーカーが増加していることから、「駐車」に対する不安を感じるドライバーも増えている。こうした状況からも、フラップ板のないフラップレス式は、利用者にとってかなりのメリットとなっている。障害物が少なく、駐車場への入庫が容易で歩行時の心配もない点が、その利便性を高めている。
一方で、運営会社にとってはフラップ板やゲートの設置が不要となり、初期費用の軽減が期待できる。フラップ板がないことで駐車場内の清掃や雪かきが容易になり、メンテナンスが簡略化される点もメリットである。
ただし、フラップ板の不在が問題視されることもある。不慣れな利用者が料金の支払いを忘れて出庫してしまう可能性があり、これが不正出庫とみなされるリスクがある。また、不正出庫防止のためには監視カメラの設置が必要であり、これに伴う維持費がかさむというデメリットも存在する。