カーシェアは「EV普及」の起爆剤となれるか? DeNA意識調査から考える

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日本におけるEVの現状はどうなっているのだろうか。カーシェアビジネスから考える。

カーシェアが広げるEV理解

2021年11月1日~2023年10月31日までに「エニカ」でEVをカーシェアしたドライバー338人を対象に行われた調査結果(画像:DeNA SOMPOモビリティ)
2021年11月1日~2023年10月31日までに「エニカ」でEVをカーシェアしたドライバー338人を対象に行われた調査結果(画像:DeNA SOMPOモビリティ)

 そんななか、2023年12月に興味深いデータが発表された。個人間カーシェア事業「エニカ」を展開するDeNA SOMPOモビリティ(東京都渋谷区)が発表したものだ。

 このデータは、2021年11月1日から2023年10月31日までの間に、エニカのサービスを利用してEVを利用したユーザー計338人を対象に行った意識調査の結果である。

 まず、カーシェアでEVを選んだ人の約25%が「ガソリン価格の高騰」を理由に挙げていることがわかった。高騰にともない、EVそのものへの関心も高まったユーザーが多かったようだ。これは回答者の80%に達した。

 ただ、いきなりEVの新車購入を決めるには、いくつかのハードルがある。そのハードルに対する素朴な疑問を解消すべく、カーシェアでEVを体験してもらった。

 実際にEVを試用してみた結果はどうだったのか。約47.1%のユーザーが、それまではEVに対して何らかの不安や疑問があったものの、カーシェア利用後にそれが解消されたと回答した。その内訳は

・とても解消した:16.5%
・解消した:30.6%

である。ただ、「どちらともいえない」は「解消した」とほぼ同数であり、「解消されなかった」「まったく解消されなかった」も「とても解消した」とほぼ同数である。何はともあれEVに乗った経験が、EVへの理解を一定レベルまで深めていることは間違いないだろう。

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