かつては高級車の象徴! フロントガラスの「トップシェード」を最近めっきり見かけないワケ

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かつて自動車のフロントガラスの一部には、「トップシェード」「ハーフシェード」と呼ばれる青や緑のグラデーションが施されていた。今後はどうなるのか。

トップシェードの衰退

自動車のフロントガラス(画像:写真AC)
自動車のフロントガラス(画像:写真AC)

 かつて自動車のフロントガラスの一部には、「トップシェード」「ハーフシェード」と呼ばれる青や緑のグラデーションが施されていた。これは、フロントガラスの上部から太陽光線が視界に入るのを防ぎ、目の負担を軽減するためだった。

 トップシェードは高級車や上級グレードに装着されることが多く、見栄え重視で後からフィルムを貼る人も多かった。

 かつてはトップシェードは遮光効果だけでなく、

「高級車の象徴」

でもあった。しかし、現在のクルマのラインアップからトップシェードは姿を消しつつある。なぜだろうか。

 姿を消しつつある理由、それは

・衝突軽減ブレーキ
・レーダークルーズコントロール用のカメラ/センサー

の動作に影響を及ぼす可能性があるからだ。もうひとつの要因は、トップシェードに代わるフィルムやガラスの台頭である。

 本稿では、先進装備の普及により姿を消しつつあるトップシェードの今後について考える。

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