タイヤ交換時、ディーラーが「新車装着」以上のグレード品を熱心に勧めるワケ
装着するタイヤは乗り心地を大きく左右するので、タイヤ選びは慎重に行いたいところだ。本稿ではタイヤに関する基礎知識を紹介する。
意外と知らないグレード

同じクルマでも、その装備によって購入価格は大きく異なるが、タイヤにもクルマと同じようにグレードがある。
タイヤメーカーのウェブサイトやカタログを見てもわかるように、同じメーカーでも装着するクルマによってラインアップが異なる。うな重の「松竹梅」に似ている。
タイヤメーカーによって表記は異なるが、
・エントリーモデル
・スタンダードモデル
・ハイスペックモデル
といった具合に分類されている。また、
・街乗り用
・スポーツ用
・オフロード用
など、用途によって価格も仕様も異なる。
新車に装着されるタイヤは自動車メーカーによって決められている。すべてのクルマに当てはまるわけではないが、基本的に新車にはエントリーモデルよりも高性能なタイヤが装着される。自動車メーカーにタイヤを供給しているタイヤメーカーも、性能のよいタイヤを供給したほうが、全体の売り上げに影響する。
筆者(宇野源一、元自動車ディーラー)の経験では、高級車にはグレードの高いタイヤが装着され、大衆車にはエントリーモデルよりも少し性能のよいタイヤが装着されていた。また、新車に装着されるタイヤの多くは、市販モデルとは異なる名称の「専用設計」であることが多い。