首都圏「大雪予報」の朝、マイカーで出掛けた人たちへ 発災時に備えて持つべき移動の選択肢とは
東京での積雪やトンガ海底火山噴火による津波など、2022年も自然災害にまつわるニュースが続いている。発災時に交通機関の混乱は付きもの。日頃から複数の移動手段を持っておくことが欠かせない。
「震度5強」の夜にニーズ顕在化

千葉県北西部を震源とするマグニチュード5.9の地震が発生したのは、2021年10月7日22時41分頃。JR各線が一時運転を見合わせるなど、交通機関に混乱が生じた。
東京都内の12区をはじめ全国各地でサービスを展開するドコモ・バイクシェアでは、地震発生直後から東京都心部のポートで自転車がなくなり、多くが住宅地のポートに移動したという。深夜時間帯だったこともあって帰宅難民が発生した一方で、シェア自転車を利用して自宅まで戻れた人もいた。このサービスを知っていたかどうかが運命の分かれ目になったわけだ。
ここまで活用された理由として、サービスの着実な進化は見逃せない。近年アプリがバージョンアップして電動アシスト自転車のバッテリー容量が確認できるようになったり、東京メトロのアプリで経路検索の際に案内されたりするなど、モビリティの質の部分の向上が認められるからだ。
しかもドコモ・バイクシェアでは地震翌日、地震発生から翌朝5時までの間に利用を開始した料金について、基本料金を除く延長料金を無料とするという支援策を発表した。
思い起こせば2011年の東日本大震災の際は、都内にはまだ自転車シェアがなく、一部の人が自転車販売店に駆け込んで購入していた。でもその車両は一時利用だったはずで、あとで処分に困った人もいるはず。それを考えればシェアリングのほうが適している。