テスラ世界制覇への道 2030年「2000万台目標」ブチ上げ、新工場を巡るタイ・インド首相の思惑とは
ロイター通信が2023年5月、テスラのイーロン・マスクCEOの「2023年末までに新たな工場の建設地を決める」との発言を報じた。それ以来、新工場の誘致合戦は日を追うごとに過熱し、各国は候補地を巡ってしのぎを削っている。
テスラ新工場を巡る各国誘致合戦
ロイター通信が2023年5月、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の「2023年末までに新たな工場の建設地を決める」との発言を報じた。それ以来、新工場の誘致合戦は日を追うごとに過熱し、各国は候補地を巡ってしのぎを削っている。
これまでに候補地として報じられている国は、
・韓国
・トルコ
・インドネシア
・タイ
・マレーシア
・インド
・サウジアラビア
などだ。
テスラとインドネシア政府との暫定合意が近いとの報道もあったが、その後実現せず、年末が近づくにつれ、タイとインドが有力候補に浮上している。
というわけで、本稿では両国首相の誘致活動や電気自動車(EV)推進政策から、新工場設立の実現可能性を検証してみよう。