日本の鉄道会社が止めるべき「護送船団方式」 単独の車両販売こそが未来を拓く 海外進出は香港の鉄道から学べ

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日本には多くの鉄道会社があるが、JR、阪急、東急などが海外で「独資」会社を運営しているケースは少ない。少子高齢化が進む日本でビジネスをするだけでは、将来的に経営が傾くことは、かなり前から誰もが理解していることだが、その歩みが早いとはいい難い。

MTRの進出戦略

香港の足であるMTR(画像:武田信晃)
香港の足であるMTR(画像:武田信晃)

 新幹線、リニアモーターカー、定時運行など、日本の鉄道は世界屈指の技術を誇る。しかし、世界に進出する際には、基本的に車両と信号システムをセットで輸出し、特に車両という完成品を納入するケースが多い。

 一方、香港の鉄道会社である香港鉄路(MTR)は運営に特化しているが、近年は中国本土だけでなく、オーストラリア、スウェーデン、英国などにも進出している。

 日本には多くの鉄道会社があるが、JR、阪急、東急などが海外で「独資」会社を運営しているケースは少ない。少子高齢化が進む日本でビジネスをするだけでは、将来的に経営が傾くことは、かなり前から誰もが理解していることだが、その歩みが早いとはいい難い。

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