「都心を着陸ルートに使うな」と住民反発! 羽田空港“新飛行経路”の効果はいかほどか?
東京都心上空を着陸時の飛行経路に使うルートは多くの住民が反発し、関連自治体も反対意見や元の海上ルートに戻すべきとする意見書を採択しているが、国の対策は依然進まない。
部品欠落防止求める新宿区

南風時の15時から19時のうち3時間の運用を基本に、1時間当たり最大44機の航空機が
・落合
・北新宿
・西新宿
地域の上空約915~1040mを飛行する新宿区でも、国に要望書を提出。羽田ではないが、2022年9月、中国・アモイから成田空港に到着した全日空の貨物機ボーイング767型機からエンジンを覆う部品の一部欠落があり、
「羽田新飛行ルート下で暮らす区民の不安が高まっている」
として、原因の徹底調査と情報の速やかな公表、再発防止策の徹底を求めた。
新飛行経路で東京都心を通過し、羽田空港に着陸する飛行機からは、都心の高層ビル群や
・皇居
・東京タワー
・レインボーブリッジ
などを見下ろすことができる。乗客からは「まるで遊覧飛行のようだ」といった声も聞かれる。都心上空を飛行して着陸するルートは「南風運用」に設定されており、都心上空通過の狙い目は「南風時」かつ「15時から19時」ごろに着陸する便である。
4月から11月ころにかけての時期は、北からの風が弱まり南から風が吹くことが増えることから、南風運用が多め。逆に、冬は北からの冷たい風が吹くことが多いため、北風運用が増える。国交省では「羽田空港飛行コースホームページ」で、現在どの飛行ルートが運用されているかを公開している。