街なかでよく見かける「キラキラ光る道路」の正体

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安全性と環境への配慮を意識した「カレット舗装」とは何か。

キラキラ舗装のデメリット

「ガラス砂入りアスファルト舗装」で使われるガラス砂(画像:前田道路)
「ガラス砂入りアスファルト舗装」で使われるガラス砂(画像:前田道路)

 北海道開発土木研究所(現・土木研究所)の論文「ガラスカレット入りアスファルト混合物の一般舗装への適用に関する検討」(2001年発表)によれば、ガラスカレットの

「混合率の上昇」

にともない、路面が滑りやすくなったり、アスファルトの耐久性が低下したりすることなどが報告されている。

 そして、ガラスカレットの利用により「アスファルト混合物の付加価値を高められる可能性がある」としながらも、「ガラスカレットの混合率によっては、アスファルト混合物としての規格を満たすことができなくなることがあり、引き続き検討することが必要である」とまとめている。

 吸水性に関しては通常骨材の平均1.76%に対し、大きさの異なる2種類のガラスカレットの平均が0.07%と低い。安定性も通常骨材3.84%に対しガラスカレットは0.3%となっている。すり減り減量は、通常骨材の14.1%に比べガラスカレットは26.6%とやはり通常骨材に劣る数値となっているのである。いずれの値も骨材としての規定値内に収まってはいるものの、さらなる改善の余地があることがわかる。

 ほかにも、キラキラ光るゆえのデメリットもある。キラキラ光ることにより視認性は向上する。しかし、あまり多用するとかえってうっとうしく感じてしまうだろう。雨天時に道路が光を反射してかえって視認性が悪くなるようなものだ。

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