街なかでよく見かける「キラキラ光る道路」の正体

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安全性と環境への配慮を意識した「カレット舗装」とは何か。

キラキラ舗装が増えている理由

路面の視認性を高めるガラス入りアスファルト舗装(画像:日本道路建設業協会)
路面の視認性を高めるガラス入りアスファルト舗装(画像:日本道路建設業協会)

 このカレット舗装、近年では道路舗装へ使われる割合も増えつつあるようだ。そもそもなぜ増えているのか。その理由のひとつは

「視認性の向上」

にある。前述の日本道路建設業協会のウェブサイトには、

「ガラスの光を反射する性質を利用して路面の視認性を高め、ドライバーの視線誘導や注意喚起など安全走行に貢献する」

とある。

 実際、路面がヘッドライトなどの光にキラキラと反射して目立ち、視認性が向上する。街灯がない道路などでは、ヘッドライトだけを頼りに安全を確認することになるため、信号機のない交差点や横断歩道を見分けるのが難しい。そんなとき、カレット舗装が

「ヘッドライトに反射する」

ことにより、ドライバーはそこに交差点や横断歩道があることを認識しやすくなるのだ。同様に道路がキラキラ光ることにより、歩行者や自転車に乗る人も

・交差点の存在
・自動車の接近

を認識できる。もうひとつの理由は「資源の有効利用により,都市環境のイメージアップが図れる」点だ。

 カレット舗装にはガラスへの再生利用ができず処分に苦慮している廃ガラスが利用されている。つまり、リサイクルに加え、廃材の有効利用という環境への取り組みをアピールできるのだ。さらに、着色びんのカラーを生かした「カラー舗装」にも利用できる。カラー舗装が街の 景観に色どりを加え、環境対策と美観を両立させることが可能となるのだ。

 このように、いいことずくめのように見えるカレット舗装だが、デメリットはないのだろうか。

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