一般人が乗れない「貨物列車」、いつも何を運んでいるのか? 意外と知らない謎に迫る

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貨物列車は日本では旅客列車と同じくらい長い歴史があるが、「乗れない」こともあって、一般の人たちには謎の多い存在だろう。

鉄道と石炭の別れ

貨物列車(画像:写真AC)
貨物列車(画像:写真AC)

 また、貨物列車は今でこそ石油類を運んでいるが、1960年代に石油や天然ガスが主なエネルギー源として台頭する以前は、石炭が主なエネルギー源だった。

 国内の炭鉱では多くの石炭が産出され、産出された石炭は貨物列車によって炭鉱から都市や工業地帯などの消費地、あるいは船舶に積み込むための港湾へと運ばれていた。

 1960年、国鉄は年間4063万tの石油を輸送していた。これは1日平均10万t以上に相当し、500tの石炭を運べる貨物列車が200本以上必要だった。とてつもない需要だったのだ。

 しかし、石炭は石油に取って代わられ、国内の炭鉱は閉山し、石炭を運ぶ貨物列車は自然に姿を消した。2020年まで残っていた、海外から輸入した石炭をセメント工場に運ぶ列車も、最終的にトラック輸送に切り替えられ廃止された。

 明治以来、日本の鉄道と石炭輸送は切っても切れない関係にあった。日本の鉄道のひとつの時代が終わったといっても過言ではないだろう。

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