ボーイング「ドバイ航空ショー」で大量受注も、手放しで喜べない深刻「品質」「スト」事情

キーワード :
, ,
ドバイ航空ショーは、開幕にあわせた航空機の大量発注の発表が定番化しており、今回も例にもれずエミレーツ航空によるボーイング機の大量購入発表が華を添えた。

ドバイ航空ショーの大発注

かつてのドバイ航空ショー開催の様子(画像:ターサス・エアロスペース)
かつてのドバイ航空ショー開催の様子(画像:ターサス・エアロスペース)

 11月13日から17日にかけて、中東のアラブ首長国連邦のドバイにてドバイ航空ショーが開催された。ドバイ航空ショーは、中東最大の航空宇宙機器の国際見本市であり、隔年で開催されてきた。また、パリ・エアショー、シンガポール・エアショーとならんで、「世界三大エアショー」と目されている。

 ドバイ航空ショーは、開幕にあわせた航空機の大量発注の発表が定番化しており、今回も例にもれずエミレーツ航空によるボーイング機の大量購入発表が華を添えた。

 公表された大量発注は、

・エミレーツ航空:ボーイング機95機
・フライドバイ:同30機
・エチオピア航空:同67機

である。

 ちなみに、エアバスに関しては、この度A350-900を15機追加し、合計65機となるという発表にとどまった。とはいえ、ボーイングとエアバスで合計110機、金額にして580億ドル(約8兆6000億円)となり、さすがはエミレーツ航空といったところだろう。

全てのコメントを見る